スペシャルティコーヒー専門店 焙煎が見れるお店 KUMA ROMA -クマロマ- 店長のyujiです!
少し間が空いてしまいましたが、今回も前回に引き続きハンドドリップのお話です。
以前少しご案内させていただいたことがありましたが、まずは「そもそも珈琲は、お湯を注いだりお湯に漬け込んだりすることで、どの部分から香味や色が出て来ているのか」についてお話ししたいと思います。
コーヒー豆の内部は多孔質になっています。
少し大げさに言ってしまえば、軽石のようなイメージです。
元は細胞が並んでいたのですが、焙煎によって空洞化したものです。
空洞化したそれぞれの「部屋」は主に炭酸ガスで満たされており、部屋の内壁には香味成分などが油脂分などと混ざり合ってこびり付いています。
炭酸ガスは焙煎によって生成されるので、浅煎りのコーヒー豆は焙煎時間が短いこともあり含有量が少なめです。
抽出が難しい為、浅煎りのものはフレンチプレスで淹れ分けるお店もあります。
珈琲の抽出は、内壁にこびりついた成分をお湯で落とす作業であり、これを「どのように落とすのか」が味づくりとなります。
粗挽きにするのか、細挽きにするかで何故味が変わるのかは「内壁にこびり付いている香味成分などの露出度」が変わるからといえますし、口あたりもまったく異なったものに仕上がります。
濃厚なエスプレッソを抽出する際は極細挽きにするように、それぞれの抽出法に適した挽き目というものがあります。
「ハンドドリップでも極細挽きにすれば使用する粉の量を節約できるのでは!?」
とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、あまりハンドドリップには適していないというのが一般的です。
ハンドドリップで美味しい珈琲、また安定した美味しさを出すためには新鮮なコーヒー豆が不可欠です。
なぜかというと、新鮮なコーヒー豆は成分が劣化していないこともありますが、ハンドドリップは基本的にコーヒー粉の濾過層(炭酸ガスによるモコモコ)を利用して淹れるものだからです。
炭酸ガスが抜けたコーヒー豆で美味しくハンドドリップすることもできますが、ドリップ自体がとても難しいですし、何より新鮮な豆と比べるとやはり味は劣ります。
理想は焙煎後1週間から10日で飲みきれる量を密閉容器で常温(冷暗)保存、でしょうか。
たくさん買われた場合は冷凍保存もオススメですが、何度も出し入れしたり、冷凍庫から出してすぐ開封すると結露によって豆が痛むとされています。
冷凍に関しては賛否ありますが、毎回味に劣化を感じる場合は試されてみるといいかもしれません。
少なくともモコモコ泡は長持ちします^^
ハンドドリップはコーヒー豆に含まれる炭酸ガスを利用して味づくりすることが可能なので、ガスの量も大事なポイントです。
なにより淹れていて楽しい、というのももちろんあります!
ちなみに焙煎から日が経ったコーヒー豆を冷凍してもあまり意味がないので、冷凍される場合は早い段階で保存することをおすすめいたします。
いくつかのパートに分かれてハンドドリップのご案内をさせていただきましたが、また別のご質問などいただきましたらブログにしたいと思います(^ ^)
それでは今回はこのあたりで失礼いたします!
今回もブログを読んでいただきありがとうございました。
WhiteCoffeeBeans
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自家焙煎豆販売兼カフェとして、2018年3月にオープン致しました。
豆は、約30種類ほどの生豆を置いてあり、その場で焙煎し販売しております。
日本でもまだ珍しい熱風焙煎機NOVOmarkⅡで、ふっくらとした豆を焙煎し、珈琲本来の美味しさがクリーンに味わえます。
焙煎時間は、最短で約8分とお買い物ついでに立ち寄る事が出来ます。
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