焙煎処 KUMAROMA 店長のみつおかです。
今日は前回のブラジルに続き、コロンビアをご紹介します!
【コロンビア】
コロンビアにとってコーヒーは総輸出額の約1割を占める重要な農産物です。
コーヒー栽培に携わる国民の割合が高く、国家経済において欠かせない産業です。
場所によって亜熱帯や寒帯など気候が異なるため、地区別に個性あふれるコーヒーが生産されるのもコロンビアらしい特徴です。
今回はその中でも代表的な「ウィラ」と「ナリーニョ」という2つの生産地をご紹介致します。
【ウィラ】…コロンビア南東部にあるウィラは、アンデス山脈に囲まれた険しい山岳地帯の傾斜面を利用し、非常に標高の高い場所(標高1500〜2000m)で栽培を行なっています。
気温の寒暖差が激しく、長い時間をかけて熟す実は一粒一粒に旨味が凝縮しています。
生産処理はウォッシュト(果肉除去→水洗→乾燥)が中心で、水洗処理には天然の湧き水を使用する徹底ぶりです。
コロンビアの等級づけはスクリーンサイズのみで、スクリーンサイズ17が80%以上でスプレモ、14〜16はエキソルソと格付けされます。ちなみに13以下は輸出されません。
完熟した果実のみを摘み取ったコーヒーは甘みが芳醇で、豊かな香りとトロピカルフルーツのような酸、バランスの整った高品質なコーヒーです。
【ナリーニョ】…コロンビア南西部のナリーニョはガレラス火山の麓にある自然に囲まれた地域で、火山灰質のミネラルを含んだ粘土質の土地で栽培されています。
高いレベルの知識・技術を持つ小規模な農園が多く作業も丁寧です。
生産処理は水洗式で、ウィラ同様天然水を使用しています。
鮮烈で華やかな酸味を持つ一級品のコーヒーとして高い評価を集めています。
品種や農園によって花の香りやフルーティなど様々ですが、全体的にクリアな飲み口のものが多いのがナリーニョの特徴といえます。
今回は簡単にコロンビアのご紹介をさせて頂きました!
コーヒー栽培としてこれ以上ない環境と、農作物に対するリスペクトがコロンビアのカップクオリティをつくりあげているんですね!