珈琲豆紹介【ニカラグア　スウィート・ベリー】日本由来のコーヒー豆って！？「モンテクリスト農園」より

2020/08/16 | category:告知, 珈琲豆紹介, 豆知識

スペシャルティコーヒー専門店

焙煎の見れる店 KUMAROMA -クマロマ-

店長のyujiです。

前回はアフリカの真珠と称される【ウガンダ】の個性あふれるコーヒー豆をご紹介しました。

いつもはブラジル or コロンビアといったお気に入りの銘柄をお持ちの方にも、ぜひ一度お召し上がりいただきたい珈琲です。

まだ未読な方は、よろしければご覧くださいね。

さて、そして今回ご紹介するのがニカラグアより【ジャバニカ種　スウィート・ベリー】です！

長細い形をした「ロングベリー」といわれるタイプの豆ですが、焼き上がりはパンのようにふっくらぷりぷりに仕上がります♪

さてさて、気になる味わいはいかがなのでしょうか？

今回もぜひご覧ください！

【👆スウィート・ベリーの魅力は…？】

均一に揃った綺麗な粒立ち/口あたりが美しく、柔らかで飲みやすい/穏やかなレモン香と優しい甘み/ホットでもアイスでも美味しい/稀少なジャバニカ種、品質も安定している

「ジャバニカ種」は日本由来！？

…とご質問をよくいただくのですが、残念ながらジャバニカ種は日本とは関係ないのです…。

【ジャバニカ】種はインドネシアのジャバ（ジャワ島）とニカラグアのニカが合わさり品種名となりました。

少しややこしいですが、ジャバ島のジャバという品種が、ニカラグアへ渡り新たな地で繁殖したということです。

ジャバ(ジャワ) 種の起源は古く1800年代にまでさかのぼります。

現在のインドネシア・ジャワ島に当時植民地として支配していたオランダ人が、エチオピアから持ち込んだ在来種が始まりだと言われています。

エチオピアは、普段私たちが口にしているコーヒー豆（アラビカ種）発祥の地です。

その在来種がインドネシアに渡り、ニカラグアへも伝来したということですね。

ジャバニカ種は豆の形が特徴的で、細長いシュルっとしたシルエットをしています。

広大なモンテクリストの地で

スウィート・ベリーはニカラグアの【モンテクリスト農園】で栽培されています。

モンテ・クリストといえば岩窟王のモンテ・クリスト伯（エドモン・ダンテス）をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、これまた別物です。

モンテクリスト農園は60haほどもある大きな農園で、そこでは多様な品種を栽培しております。

最高品質のための環境作りには努力を惜しみません。

60haある大自然のモンテクリスト農園の中ではゲイシャ種、ブルボン種、パカマラ種、カトゥアイ種、マラゴジッペ種、カツーラ種、パチェ種、新種のモンテクリスト種など様々な品種を育てています。その中でジャバニカは日当たりもよく水はけのよい南東の3haの傾斜地に、バナナ・オレンジのシェードツリーとともに植えました。

出典: CERRAD COFFEE & COMPANY Ltd. Inc ニカラグア・スウィートレモン・ジャバニカ品種

ニカラグアは火山が多く、土壌はミネラルに富んでいます。

さらにコーヒー栽培に最適な寒暖差や水捌けのよい土壌など、モンテクリスト農園は素晴らしいコーヒーチェリーが収穫できる要素をいくつも兼ね揃えています。

近年注目を集めているゲイシャ種も取り扱っているとのこと。

まだ若木だそうですが、いつかぜひ味わってみたいですね。

ジャバニカ種同様、とっても綺麗な口あたりでいい香りのする珈琲なのでしょうね。

飲む人を、穏やかな気持ちにさせてしまう珈琲