【お知らせ】
焙煎処KUMA ROMAは8月の13日((月)、14日(火)、15日(水)の3日間お休みをいただきます。
ご了承の程よろしくお願い申し上げます。
スペシャルティコーヒー専門店 焙煎が見れるお店 KUMA ROMA -クマロマ- 店長のyujiです!
店頭にて1日限定5杯でお出ししている水出しコーヒー「ダッチコーヒー」ですが、今回使用するコーヒー豆をガラッと変えて全く新しい味わいとなりました!
使用することとなったのはコスタリカの「シュマヴァ農園」。
浅めの焙煎ではレモンの様なフレーバーが魅力的ですが、深煎りに進むに従って濃厚なチョコレートフレーバーを醸し出します。
コーヒー豆を果実ごと天日乾燥させる「ナチュラル精製」特有の豊かな果実感があります。
さらにここから低温で熟成させておりますので、ブランデーの様な深いテイストをお楽しみいただけます。
クマロマが自信を持ってオススメできる期間限定の水出しコーヒーです!!
いままでご提供していたダッチコーヒーも引き続きご提供しておりますので、今回新たに加わったシュマヴァのダッチコーヒーとぜひ飲み比べてみてください。
こちらも「ナチュラル精製」のエチオピアのコーヒー豆を使用しています。
シュマヴァと遜色ない、深みのある味わいです。
エチオピア豆の方は、アイラモルトのピート香を彷彿とさせる非常に個性的なダッチコーヒーとなっておりますので、ご興味ある方は一度お試しください。
飲みになって頂く価値大アリです!
ちなみに「ダッチコーヒー」とは水出しコーヒーのひとつで、医療機器の様な出で立ちをしたコーヒー器具です。
一般的な水出しコーヒーは水の中にコーヒー粉を漬け込み抽出しますが(浸漬式・しんししき)、ダッチコーヒーは点滴抽出といって、一滴一滴ぽたぽたコーヒー粉の上に水滴を落としてドリップするものをいいます(透過式・とうかしき)。
一般的なところで言えばフレンチプレスが浸漬式、ハンドドリップコーヒーが透過式です。
点滴の間隔を調整することで、味わいに様々な振り幅を持たせることができるのがダッチコーヒーの特色です。
濃厚で深みのある味わいにしたいときは、点滴の間隔をゆっくりに設定することでダッチコーヒー特有の質感が生まれます。
安定した味わいを出すのが難しいのですが、とても趣があって個人的に大好きなコーヒー機器です。
実はこの「ダッチコーヒー」は京都の発祥で、あまり知られていないのですが海外では「キョート・コーヒー」と呼ばれていたりします。
京都の老舗「はなふさ」のマスターが京都大の学生に協力を仰いで、医療機器の専門店で製作したのが「ダッチコーヒー」といわれています。
たった数行だけ残っていた、戦前のインドネシアの飲み方の文献だけを頼りに造りあげてしまったそうです。
当時のインドネシアはオランダ領(オランダ領東インド)だったことから、ダッチ(=オランダ)コーヒーと呼ばれる様になりました。
今回ダッチコーヒーに使用しているシュマヴァ農園はコスタリカのウェストバレー、ロウルデス地区の標高1670〜1750mにある生産地です。
このロウルデス地区は、カップ・オブ・エクセレンスという格式あるコーヒー豆の品評会で優勝した農園が4つもある、世界有数の優良産地。
シュマヴァはまだ優勝歴はないものの、2015年のカップ・オブ・エクセレンスでは名だたる農園を抑え見事入賞を果たしています。
シュマヴァは入荷後、喫茶用のハンドドリップコーヒーとしてラインナップに加わっていましたが、シュマヴァ固有の濃厚で芳醇な味わいを気に入ってくださり、そのままお豆の焙煎注文を頂くことがとても多いです。
社長お気に入りのコーヒー豆ということもあり、今回贅沢にダッチコーヒー用に使用できることとなりました!
ブレンドではなくシュマヴァ100%使用です!
非常に高価な豆をふんだんに使用した、特別なダッチコーヒー。
大量に入荷したものではないため、在庫が終わり次第違うコーヒー豆に変更となります。
このような機会はなかなかないので、ぜひ一度ご賞味ください!!
焙煎処 KUMA ROMA
埼玉県坂戸市薬師町22−6
第一石田ビル1F
11:00〜18:00
定休 火曜日