焙煎処クマロマ店長のyujiです!
前回のブログでもご案内しましたが、クマロマではコーヒー豆を生の状態からお取り扱いしております。
ひとくちにコーヒー豆といっても、品種や発育によって形から大きさ、匂いまでさまざまです。
コーヒー豆のご案内の中で何度かお客様にご質問いただいたことがあるのですが、それは
「生のコーヒー豆を土に埋めると発芽するのですか?」
というものです。
基本的には発芽しないのですが、実はたまに芽を出すことがあります。
前回のブログでも少し触れましたが、コーヒー豆を実らせるコーヒーノはそもそも豆マメ科ではなくアカネ科の植物です。
種子の大部分が胚乳であり、生豆の先端には小さな双葉が隠れています。
私自身何度か生豆を湿ったガーゼの上に置き様子を伺ったことがありました。
するとものの1〜2日ほどで、豆の先端から芽が出てきたものがありました。
すばらしいレスポンス!!
わたしの性格もあり結局そのまま育てることができずダメにしてしまいましたが、ニュークロップといって、収穫後間もない新鮮な豆は発芽することがあるそうですよ♪
ただ通常半年を超えると発芽率が急激に下がるといわれています。
もともとコーヒー豆はカビの発生を防ぐために水分量を12%以下に抑えているので、それが芽を出しにくい原因にもなっています。
しっかりとした茎をピンと立たせる様子から中南米では「フォスフォロ(マッチ棒)」と呼ばれているそうです。
そこからさらにすくすくと生長を続けていくと、農園に移植されて立派なコーヒーノキとなります。
結局家では、コーヒーノキを育てることはできない?
実際に生豆から発芽していく様子を観察するのも面白いですが、実はコーヒーノキは園芸店などで以外に容易に手に入ります。
通販でもかんたんに購入することができますよ。
かつてブラジルで「オウロ・ヴェルデ(緑の黄金)」と称えられた美しい葉っぱがとても魅力的です!
うまくいけば花や実をつけることもできますので、みなさんよろしければ手に入れてみてはいかがでしょうか?
クマロマでもいつか姿をあらわすかも!?
店頭で苗木を売るようになっていたら面白いですね!笑