こんにちは!
焙煎処KUMAROMA店長のyujiです!
今日はお知らせがございます!
今週の水曜日は臨時休業いたします。
お店に必要な備品の調達や改装が急遽必要となりましたので、ご迷惑をおかけしますがご了承くださいませ。
宜しくお願い致します。
さて、それでは今回はデカフェについてお話しします!
当店では現在デカフェを3種類お取り扱いしていますが、「そもそもデカフェって?」、「どうやってつくっているの?」といったご質問を多くいただきますので、この機会にご説明していきたいと思います!
デカフェ(decaf):デカフェのdeは「脱、抜く」といった意味があります。
一般的にはカフェインレスと同義とされますが、カフェインレスはもともとカフェイン含有率の低いコーヒー豆、または商業栽培され作られたものと説明される場合もあります。
こちらは散見されるので現在はしっかりとした区分がないのかもしれません。
カフェインの含有率の少ない種、といってもデカフェと比べるとその内容量はかなり多い傾向にあります。
商業栽培された種は香味の損失を抑えつつカフェインのかなり少ないものがありますが、クリアすべき課題も多くまだまだ発展途上と言えるようです。
さて、近年特にニーズの高まるデカフェですが、いったいどのようのにしてカフェインを抜き去っているのでしょう?
デカフェの手法はおおよそ次の3つに大別されます。
①スイスウォーターメソッド:水を用いてカフェインを抜く方法。
この手法では生豆をお湯に浸して細胞を緩め、カフェインを含む水溶性物質を一度抽出します。
その水溶液をカーボンフィルターなどに通すとカフェインのみを取り除くとこができます。
その後カフェインが取り除かれた水溶液に再度生豆を浸すことで、カフェイン以外の成分を生豆に戻すことができます。
薬品を使用せずにカフェインを抜くことが可能なので、世界中から支持されている脱カフェイン法です。
②ケミカルメソッド:有機溶媒を使用する手法。
蒸気などで生豆を一旦緩めた後で有機溶媒にさらすことでカフェインを溶かし出して除去します。
カフェイン除去率は一般にスイスウォーターメソッドよりも高くなりますが、同時に生豆に含まれる香味成分も抜けてしまうのが難点です。
安全性を考慮し、有機溶媒も残留のほとんどないものが使用されていますが、消費者の立場から見ると懸念の声もあります。
③超臨界二酸化炭素メソッド:二酸化炭素に一定の圧力と温度をかけることによって、気体と液体の両方の性質を備えた超臨界流体をつくり、カフェインを除去します。
生豆内部への浸透性とカフェインの溶出性に優れ、二酸化炭素は常圧に戻せば気体に戻るため除去率・安全性の面においても特出しており、廃液処理の必要もありません。
さて、少し駆け足でのご説明となってしまいましたが、いかがでしたか?
デカフェは美味しくないというイメージが先行されるようですが、実際はとても美味しいものももちろんあります。
技術的な進歩もありますがコーヒー豆そのものの質が向上したため、デカフェ処理とその後の数回の機械乾燥に耐えうるポテンシャルを持っているということが大きな要因といえるでしょう。
消去法的に選ばれることの多いデカフェですが、「味」で選んでいただくことも大いにアリです!
当店オススメのオーガニックデカフェはキャラメルのような優しいフレーバーが口いっぱいに広がる「あまあま」なお豆ですよ!
ご来店の際には是非お試しください!!!
焙煎処 KUMAROMA
埼玉県坂戸市薬師町22ー6
第1石田ビル1F
7:00〜21:00
火曜日、第2・4水曜日 定休