こんばんは。
焙煎処 KUMAROMA 店長の yuji です。
今日はハンドドリップにかかせないアイテム、ドリッパーについてご紹介します!
【ドリッパー】
現在、ドリッパーは各コーヒー器具メーカーがそれぞれの理論に基づいて様々な形状、材質、機能のものを製造しています。
目を引く個性的なものから、ぱっと見では見分けがつかないものなど、いざ買おうにもまずそのバリエーションに圧倒されてしまう人も多いはず…。
今回はそんなドリッパーを3つのポイントに分け、各回ひとつずつご説明していきます。
まずはドリッパーの材質についてです!
1 材質の違い
ドリッパーは主にその材質によって(プラスティック、ガラス、ステンレス、陶器、砂岩、銅、真鍮など)価格にかなりの開きが生まれます。
同じ形状で機能的にかなり似たものでも、材質が違うだけで安く手に入れることができるので、材質によってお買い求めになるのもポイントです。
例えばプラスチック製のドリッパーはその中でも定番の材質です。
リーズナブルな価格と扱いの手軽さ、冬の寒い時期に湯温に与える影響も少なく普段使いには最適といえるでしょう。(陶器などは冬の時期冷えるので湯温を下げてしまいます。こだわりのある方はドリッパーをしっかりと温めてから抽出します。)
個人的に感じる一番のメリットは、基本的に割れることがないので抽出が終わった後そのまま放置できることです!
『コーヒーを淹れたらすぐに飲みたいけれど、先にドリッパーを片付けなきゃ・・・』といったわずらわしさがなくなります!
日常使い品はある程度ラフに扱いたい人は結構多いのでは…!?
ただしプラスティックは割れにくいものの、熱によってそのうちヒビが入ることなどがありますので、その点は仕方がないのかもしれません。
ステンレスフィルターは他のドリッパーの中で少し特殊なのですが、メリットとしては紙のフィルターが要らないことです。
一度買ってしまえば、壊れるまでそれ単体でコーヒーを淹れることができますし、コーヒーの旨味成分であるコーヒーオイルをしっかり味わうことができます。
〈二層式〉
ステンレスフィルターには主に2種類あり、フィルターの一層式と二層式です。
一層式はコーヒーの微粉がフィルターに目詰りしにくく、サッと抽出することができますが、コーヒーの抽出液に一定量の微粉が混入します。(=コーヒーの粉を濾しきれない。目詰まりしにくいのは微粉が外に出ていってしまってるから)
二層式は逆に微粉をしっかりと受け止めてくれるので、コーヒーの抽出液に微粉がほとんど入りませんが、フィルター自体に微粉が詰まってしまうことがあるので定期的なお手入れが必要です。
その他の割れる、もしくは高価なドリッパーを使う醍醐味としては、やはり所有欲を満たしてくれるという点にあると思います。
もちろん、例えば銅は熱伝導率が高いため抽出にムラが出にくい、などの機能面の優位もありますが、コーヒーは目で見て楽しむといった側面が強いので、自分のお気に入りのドリッパーが見つかると毎日のコーヒータイムがずっと楽しいものになるから!という理由が大きいと思います。
また、ドリッパーといっていいのかわかりませんが、ネルドリップの布フィルターなども根強い人気があります。
ネルについてはまた機会があればお話いたしますね!
KUMAROMAではドリッパーのお取り扱いもとっても充実しています!
実際目にしていただけたら、きっと欲しくなるはず!
是非遊びにきてください!!