こんばんは。
焙煎処 KUMAROMA 店長のみつおかです。
今日は酸味のお話です。
珈琲の好みを尋ねるときに1番よく耳にするのが、「酸っぱい珈琲」「酸味系の珈琲」があまり好きではないという言葉です。
私自身、珈琲をよく飲むようになってからしばらくは酸味のある珈琲が苦手でした。
なんとなく、自分の中での珈琲のイメージがあって、酸味はその外にあるものでしたから、口に入れた瞬間受けつけないといった感じでしょうか。
ある日なんとなく買った珈琲豆がベリーとミルクチョコレートのフレーバーがびっくりするくらい美味しかったのですが、浅煎りだったので酸味もしっかり感じられるものでした。
でもこれだったら飲めるかなぁ、と何回かリピート買いしてたらいつも間にか浅煎りが好きになってました。
レモンを予備知識なしでかぶりついたら二度と食べるまいと誓うかもしれませんが、そういうものだという理解があれば受け入れられますよね。
ですがこういった予防線は生き物として至極健全なものなのです。
味覚は口腔内の化学物質を識別、感知するセンサーの役割を担っており、その情報は味覚神経という専門の神経を経て脳に伝わります。
ヒトが酸味を避けるのは、腐敗した食べ物や未熟な食べ物など不快な味を避けることで、カラダに有害な物質を自然に回避するための機能です。
珈琲の中でこういった鋭く強い酸をアサービクといいます。
逆に「フルーティな酸」など、ポジティブな表現に用いるときはアシディティといいます。
これはちょっとマニアックな言葉なので覚える必要は全くありません。
ただ自分の気持ち次第で珈琲をもっと楽しめるようになるかも!
是非KUMAROMAでいろんなキャラクターの珈琲を楽しんでみてくださいね!